古林将太氏 引退セレモニー あいさつ全文
2024シーズン開幕戦の試合後に古林将太氏の引退セレモニーが行われました。
2024年2月24日 試合後 古林将太氏 引退セレモニー あいさつ
「まず初めに、昨シーズンで引退するにあたり、皆さまに直接あいさつの場を設けていただいたクラブに、また試合後に残ってくださったサポーターの皆さんに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。眞壁会長をはじめ、湘南ベルマーレの皆さまのおかげです。本当に幸せで最高のサッカー人生でした。
そして、いつも湘南ベルマーレを支えてくださるスポンサーの皆さま、パートナー企業の皆さま、いつも近くで陰ながら支えてくださるボランティアスタッフの皆さん、どんなときも戦う勇気をくれる、応援し続けてくれたファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。
僕のサッカー人生は湘南ベルマーレが常にあるサッカー人生でした。小学校3年生のときに、湘南ベルマーレのスクールに入り、そこからいろいろな指導者の方々、切磋琢磨する仲間、ライバルに出会い、人としても成長させてくれる毎日でした。
プロになってからは1年目でJ2降格とプロの大きな壁に当たり、2年目に武者修行でザスパクサツ群馬に行きました。まだ19歳の若造だった僕を温かく受け入れてくれ、何よりもサッカー選手として戦う土台ができたと思っています。ザスパクサツ群馬の皆さまには本当に感謝しています。ありがとうございました。
湘南ベルマーレに帰ってきてからの1年目でJ1昇格と翌年にはJ2降格、皆さまにとっては納得のいく成績ではなかったと思いますが、僕自身は毎日毎日が刺激的で楽しい日々でした。その中でも、2015年のFC東京戦で、アカデミー育ちで戦友・親友の菊池大介と2人で点を取り、ベルマーレを勝利に導けたこと、この試合は僕の中で感情深く、みんなで最後に勝利のダンスができたことは本当に記憶に残っています。
その後に移籍した名古屋グランパス、ベガルタ仙台、福島ユナイテッドFCの皆さまにも温かく迎え入れてもらい、この街・場所が第二の故郷のように大好きな場所になりました。家族でまた行かせていただきます。ありがとうございました。
僕のサッカー人生はとにかく誰に何を言われようと最高でした。皆さまには感謝してもしきれません。ありがとうございます。そして、この場を借りてあらためて……感謝を伝えたいのは……両親、姉、妻、子どもたち、妻の家族、僕のことを常に一番近くで応援し続けてくれて、常にどんなときも味方でいてくれて、落ち込んで帰っても『パパなら大丈夫』『将太なら大丈夫』といつも支えてくれました。家族の存在がなければ、プロのサッカー選手にもなっていないし、サッカー選手として戦えてなかったと思います。いつもサポートありがとう。そしてこれからもよろしく。
最後になりますが、引退しても僕の湘南ベルマーレに対する気持ちは何一つ変わりません。とにかくベルマーレが大好きです。引退して、ベルマーレを支える立場になり、僕自身もっともっと陰ながらチームを支えたいと思います。14年間、いろいろな方に支えてもらい、応援してもらい、幸せすぎる最高のサッカー人生でした。
またベルマーレを支える仲間に入れてください。本当にありがとうございました」
古林将太(こばやししょうた)
株式会社湘南ベルマーレ 事業本部 運営部
1991年5月11日生まれ、神奈川県出身
サッカー歴:湘南ベルマーレジュニア→湘南ベルマーレジュニアユース→湘南ベルマーレユース→湘南ベルマーレ→ザスパ草津→湘南ベルマーレ→名古屋グランパス→ベガルタ仙台→湘南ベルマーレ→福島ユナイテッドFC ※2009年 湘南ベルマーレ 二種登録